日本政策金融公庫は、創業者や開業者向けに積極的に融資をする創業者や開業者にとって有り難い金融機関です。
しかし、さまざまな政策目的があるため融資制度は複雑化し、ややわかりにくい制度になっています。
日本政策金融公庫が扱う創業者や開業者向けの融資制度は、主に次のものがあります。
- 新創業融資制度
- 新規開業資金
- 中小企業経営力強化資金
「新創業融資制度」は、創業者や開業者にはよく知られた制度ですが、無担保可、無保証人可で一見条件は良さそうですが、融資額の上限が厳しい制度です。
「新規開業資金」は、日本政策金融公庫の創業や開業における、最もスタンダードな融資制度です。
社長の個人保証が必要となる変わりに、「新創業融資制度」よりも大きな融資額を低金利で借りることが可能です。
「中小企業経営力強化資金」は、創業や開業向けにも開かれた融資制度で、認定経営革新等支援機関の指導は必要になりますが、無担保可、無保証人可でも2000万円の融資が可能となる制度です。
事業によって必要な資金額は違っているとはいっても、創業や開業の初期は資金が不足がちですから、十分に用意するに越したことはありません。