6 自己資金が少ない時の対処法

手を伸ばす男

ここまで、自己資金を集める方法や自己資金と認めてもらう方法を説明してきました。
自己資金の少なさは、創業や開業での借入金では不利になるとわかってはいるが、でもどうしても“足り無い”という人もいることでしょう。

手を伸ばす男

この場合は、次の方法が使えます。

方法1) 社長本人の実績や能力をアピール
会社員時代には営業成績でトップの常連だった、創業や開業につながる充分な経験を積んできた、創業や開業後にも顧客としてついてきてくれそうな見込み顧客リストを持っている、など創業、開業後も順調に経営できる要素をアピールできると有利です。

方法2) しっかりとした創業計画でアピール
公庫備え付けの計画書ではなく、別に用意した詳細な創業計画書でのアピールが有効です。
顧客ターゲットをしっかりとらえ差別化された商品やサービスであり、競合他社の分析やマーケティングがしっかり練られたオリジナルの創業計画書となっており、さらに内容やビジネスフローについて社長がきちんと数字を使って説明できれば、自己資金が少なくても借入は増額される可能性があります。

方法3) とにかく前向きな姿勢を示す
公庫の担当者も人間です。一生懸命に事業に打ち込もうという人には好感を持ちます。
信頼するに足りる誠実な人柄であり、人生をかけて事業に打ち込もうとする姿勢を見れば、なんとかしてあげたいと思うのが人情です。

自己資金が少なければ、とにかくできることはすべて実践してください。
そしてぜひ、創業、開業の関門を突破しましょう。