金融機関向けの事業計画書では、借入金をきちんと返済できることを示す必要があります。
計画段階で、既に返済できない計画をたてている会社に融資するわけがありません。
借入金を返せるかどうか、具体的には次の返済3要件でチェックされます。
•黒字体質であること
•キャッシュフローで期限内返済が可能であること
•債務超過であればその解消が見込めること
少なくとも返済3要件を満たせした計画を立てなければ、白旗をあげたようなものです。
あくまでこれらは全て“計画”ですから目標の意味合いもあります。
これから挽回すれば良いのです。
金融機関も乗っかれる計画をたてたら、次にその肉付けをして根拠で固めていきます。
結論としては、売上を増やすか、コストを下げるかのどちらかしかありません。
売上を増やすといっても絵空事ではダメで、何をするからこうなると筋道を立ててください。
コストカットは、下げても影響が少ないところから、ためらわずドンドン切ります。
事業計画書は、何度も何度も見直しているうちに、次第に熟成していきます。
まずは事業計画書フォーマットにラフな案を書込み、時間をかけて埋めていきましょう。
返済3要件を先にセットしておいた事業計画書のフォーマットを社員に渡し、あとは自由にアイデアを出してもらうのも良い方法です。