3 決算書以外のランクアップポイントを積極アピール

借入金イメージビル街を走る人(青)

借入できるかどうかは、決算書でほぼ全て判断されます。
ですから、格付表で25点未満となれば、借入はかなり不利な状況です。

しかしあきらめてはいけません!
決算書対策をしても格付表で25点に届かなければ、積極的にアピールしてランクアップを狙います。

借入金イメージビル街を走る人(青)

ランクアップのアピールポイントとしては、次のようなものがあります。

定性的なアピールポイント
  • 経営計画策定能力や財務管理能力が高いこと
  • 銀行取引に過去に問題がなく、情報開示にも協力的であること
  • 経営者の能力が高いこと
  • 市場の将来性・成長性があること
  • 会社に販売力や技術力があること
  • 商品や会社が取材されたマスコミ記事があること
  • 業歴が長く地元経済や取引先からの評価が高いこと
  • (関係者の返済能力)

  • 土地などの資産に含み益があること
  • 経営者、支援者、関連企業に資産の余力があること

過剰な期待は禁物ですが、これらの項目が優れていれば、最高で2ランク上がることがあります。
これらは数値化しにくいので、文書化して銀行担当者に渡すことが大事です。

文書化により銀行担当者はそのまま添付して社内審査に回せるため手間を省け、好意的に扱ってくれます。
つまり、あなたの会社の融資はそれだけ有利になります。

また、これといったアピールポイントが無ければ、経営計画を一から練り直してみて下さい。
それ自体がアピールにもなります。

経営計画では、次の2つの点がクリアできていて、かつ具体的な改善メニューを盛り込んであること重要です。

経営計画のアピールポイント
  • 少しずつでも毎年利益を計上すること
  • 債務償還年数は10年以内に収めること

このような経営計画であれば、銀行から高く評価されます。

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